制作中…
ある村に二人の若者がいました。二人は都まで行って村の名産である織物を売る計画を立てていました。しかしここ数日雨が続き、中々出発できません。
一人の若者は言いました。
「いつかは雨もやむのだから、雨がやんでから出かけよう」
もう一人の若者は言いました。
「いつか雨はやむのだから、雨が降っていても出かけよう」
一人の若者は村で雨が止むまで待ち、もう一人の若者は雨の中都に向けて出発しました。
若者が都につくこところには空はすっかり晴れていて、織物はよく売れました。
村で待っていた若者は雨がやんでから出発しましたが、都につく頃にまた雨が降り出し、雨がやむまでまた待つはめになりました。
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