宝石
アマガエルが河原で綺麗な石を見つけました。
「綺麗な石だなぁ。みんなに見せに行こう」
池にいるガマガエルに見せました。石を見たガマガエルはこう言いました。
「うーん、大した石じゃないね。価値はなさそうだ」
アマガエルはがっかりしました。
田んぼにいるヒキガエルに見せました。石を見たヒキガエルはこう言いました。
「これはめったに見つからない珍しい宝石だ。とても価値があるよ」
アマガエルはとても嬉しくなりました。
山にいるヤマガエルに見せました。石を見る前にヤマガエルはこう言いました。
「よく来てくれたねぇアマガエル君。僕は今からお弁当を作って湖まで泳ぎに行くんだ。よかったらいっしょにどうだい」
アマガエルは大喜びして石を放り出してヤマガエルと一緒にお弁当を作り始めました。
122/122の小さな作り話
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